- クレンチング(噛みしめ)にご用心!!
- 2022/09/27
みなさんは、1日で「歯が噛み合っている時間」はどのくらいあると思いますか?実は、歯と歯は普段は「噛み合っていない」のが正常。
歯と歯が触れるのは、食事の時と会話するときくらい。その時間は1日でせいぜい5分から20分程度といわれています。
しかし、食事の何倍もの時間を、なんと無意識に噛みしめている場合があります。無意識といっても優しい力なんかではありません。大変なことに、食事の時の何倍もの力で噛みしめてしまうのです。これを「クレンチング」といい、無意識にしてしまうので、自分でも気づいていない方がたくさんいます。
<クレンチングによる悪影響>
①歯がすり減る(咬耗)・割れる ②顎が痛くなる(顎関節症) ③歯が染みる(知覚過敏) ④歯周病が進行する ⑤肩こり ⑥偏頭痛
まずは下のチェックリストでセルフチェックしてみましょう。
【チェックリスト】
□ 歯の噛み合わせ面が摩耗して平らになっている
□ エラの部分の筋肉が張っている。筋肉の痛みを感じる
□ 歯と歯肉の境目にくさび状に削れたような傷がある
□ 耳の穴1センチ手前にあるあごの関節を押すと痛みがある
□ 顎の内側に白い線がある
□ 舌のふちに歯型の痕がついている
□ 下あごの内側の骨が盛り上がっている
□ 上あごの口蓋(こうがい)の中央が盛り上がっている
心当たりがあるようなら早めに歯科医院に相談してください。